お中元

2024.03.05

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お中元の時期はいつからいつまで? 地域による違いや時期を過ぎた場合の対処法

お中元を用意する際に、「いつ贈ればよいだろう」と悩む方は多いのではないでしょうか。

一般的にお中元を贈る時期は決まっていますが、地域ごとにその期間が異なるため、複数の異なる地域へ住む方へ贈る場合には注意が必要です。この記事では、地域ごとのお中元の時期やお中元を贈る際の注意点について詳しく紹介します。

お中元に関する詳細はこちらのページで解説しています。

お中元を渡すのはいつからいつまで?

夏の挨拶として定着しているお中元は、中国の旧暦7月15日である『中元』に由来しており、もともとは神様へお供え物をする行事でした。その習慣が日本に伝わったあとに親類や血縁にお供え物を配る習慣に変化したといわれています。

一般的なお中元シーズンは7月15日~8月15日です。しかし、地域によってその期間は異なります。地域ごとの一般的なお中元の期間は以下のとおりです。

地域別のお中元の時期

地域

お中元の時期

北海道
7月15日~8月15日
東北・関東
7月1日~15日
北陸
一般的に7月1日~15日
一部地域では7月15日~8月15日
東海・関西・中国・四国
7月15日~8月15日
九州
8月1日~15日
沖縄県
旧暦に基づくため年によって異なる

ここからは、それぞれの地域のお中元の期間について詳しく解説します。

1.北海道のお中元の時期

北海道では、7月15日~8月15日にお中元を渡すのが一般的とされています。ただし、年々早まっている傾向にあります。

北海道は本州と比べて配送に時間がかかるため、手渡ししない場合には早めに手配をしておく必要があります。

2.東北・関東のお中元の時期

東北・関東では、7月1日~15日にお中元を渡すのが一般的です。期間が約半月と短いため、配送が集中して日時指定が不可となる可能性があります。そのような事態に対応するため、最近では前倒して6月後半に届くよう手配するケースもあるようです。

3.北陸のお中元の時期

北陸では、7月1日~15日にお中元を渡すのが一般的です。ただし、同じ県内であっても場所によってお中元を贈る時期が異なることがあります。石川県を例に挙げると、金沢市と能登町でも以下のように時期が異なります。

  • 金沢市:7月1~15日
  • 能登町:7月15日~8月15日

例外も多いため、迷った場合には7月15日を目安に贈るのが望ましいといえます。

4.東海・関西・中国・四国のお中元の時期

東海・関西・中国・四国では、7月15日~8月15日にお中元を渡すのが一般的です。最近は関東の影響を受けて、7月15日以前に贈るケースもあります。これらの地域にお中元を郵送する場合は、7月15日に届くように早めの準備をすることをおすすめします。

5.九州のお中元の時期

九州では、8月1日~15日にお中元を渡すのが一般的です。期間が約半月と短いため、手渡しではなく発送する場合には注意が必要です。

また、地域によっては通常より配送に時間がかかる可能性があるほか、お盆休みと重なって配送に遅れが生じる可能性もあります。これらの事情から、お盆を避けて7月中に贈るのも一つの方法です。

6.沖縄県のお中元の時期

沖縄県では、”旧暦のお盆”に当たる7月13日~15日の3日間にお中元を渡すのが一般的なマナーです。旧暦に合わせてお中元の時期が決まるため、毎年異なる日程でお中元を贈る必要があります。

沖縄へお中元を贈る際は、旧暦のカレンダーと照らし合わせて確認しましょう。2024~2028年の沖縄県のお中元の時期は以下のとおりです。

  • 2024年:8月16日~18日
  • 2025年:9月4日~6日
  • 2026年:8月25日~27日
  • 2027年:8月14日~16日
  • 2028年:9月1日~3日

お中元を贈る際の注意点

お中元を贈る際は、相手の地域でお中元とされる期間内に届くように注意する必要があります。お中元の時期が近づくと配送が込み合い、期日に届けることが難しい場合があります。

また、お中元の時期が短い地域もあるため、早めに準備を進めることが大切です。例えば、7月上旬がお中元の時期である東北・関東エリアにお中元を贈る場合は、6月初旬には贈り物の目星をつけておき、6月中旬~下旬には配送手配をすると安心です。

マナーとして、お中元を贈る際は事前に相手へ知らせておくのが望ましいといえます。さらに、生菓子や冷蔵保存が必要なものなどを贈る場合、受け取りが遅れると傷んでしまう可能性があります。そのため、相手へ到着日の連絡をしておくことが重要です。

お中元の時期を過ぎてしまったときの対処法

お中元の時期を過ぎてしまった場合、対処法は主に2つあります。

  1. 12月まで待ち、お歳暮として贈る
  2. 暑中見舞い・残暑見舞いとして贈る

お中元には上半期にお世話になったことに対する感謝を伝える役割があり、お歳暮には1年を通して相手への感謝を伝える役割があります。そのため、どちらか一つを選ぶ場合にはお歳暮を贈ることが一般的です。お中元の時期に贈ることができなかった場合には12月まで待ち、お歳暮として贈ることも一つの手段です。

以下では、暑中見舞い・残暑見舞いを贈る時期やのしの書き方について紹介します。

暑中見舞いを贈る時期

暑中見舞いを贈るのは、梅雨明けの7月下旬から立秋に当たる8月7日頃が一般的です。
贈り先が東北・関東でお中元の時期を過ぎてしまった場合は、8月7日頃までであれば暑中見舞いとして贈ることができます。

お中元と暑中見舞いに関する詳細はこちらのページで解説しています。

残暑見舞いを贈る時期

残暑見舞いを贈るのは、立秋に当たる8月7日頃から8月31日が一般的です。

3,000~5,000円で品物を選ぶ場合は、お湯を入れるだけで簡単に食べられるフリーズドライの味噌汁や、お茶漬けセットなどがおすすめです。

そのほかにも、簡単に調理ができ、夏バテで食欲が落ちても食べやすい素麺をはじめとした麺類も喜ばれます。また、タオルやバスグッズなど日用品もおすすめです。

“○○見舞い”を贈る際ののしの書き方

暑中見舞いや残暑見舞いなど“〇〇見舞い”を贈る際は、のしを付ける必要があります。

目上の方に贈る際は、のしの表書きには注意しましょう。表書きに『暑中見舞い』『残暑見舞い』と記載するのではなく、『暑中伺い』『残暑伺い』と記載します。

お中元ののしの詳細はこちらのページで解説しています。

お中元を贈る際は送り状を忘れずに

お中元を贈る際に忘れてはならないのが”送り状”です。お中元をお届けする旨を伝えるために、品物よりも先にハガキまたは手紙で贈ることがマナーとされています。

特に、ビジネスシーンにおいて送り状は非常に重要です。品物が届く約1週間前に先方に届くように手配しましょう。書面で郵送するのが一般的ですが、親しい間柄であれば電話やメールで知らせる形でもかまいません。お中元の品物には、賞味期限が短いものや冷蔵保存が必要なものもあるため、お中元を受け取る側の都合を考えて、事前に知らせて準備をしてもらうことが大事です。

地域の時期に合せてお中元を贈ろう

お中元は中国の行事が由来とされていますが、現在の日本では相手への感謝を伝えるための習慣として定着しています。地域ごとにお中元を贈る時期は微妙に異なっているため、上司や取引先などさまざまな相手に対してお中元を贈る場合は、贈るタイミングに気をつけなければなりません。

何を贈るか、品物の価格帯や配送日時など、細かい部分でも相手への配慮が不可欠です。お中元を贈る時期は配送が込み合うことも考えられます。ギリギリで焦ることのないように、余裕を持って準備しておくことが大切です。

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