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[井上萬二]陶芸『白磁緑彩釉桜彫文壺』

『人間国宝 井上萬二が作る“究極の美”』
550,000円(税込)
500,000円(税抜)
積算 5,000 マイル (1倍)
在庫
購入数:
※本作品は萬二氏生前中に制作されたものです。
※共箱は孫の祐希氏により作品名と「井上萬二 作」の署名が書かれ、「萬二」印が押されます。

※1点限り
※ご注文後共箱をご用意いたしますのでお届けまでに約1カ月お時間をいただきます。
※撮影環境により実際の作品とは若干色目が異なる場合もございます。
※返品不可、交換不可の商品となります。

『人間国宝 井上萬二が作る“究極の美”』

たっぷりとした白磁壺に八重の桜が大胆に施された本作は、
萬二作品の中でも最も華やかな彫文シリーズ。

八重桜は、艶やかで縁起の良い花とされている。
花言葉は「しとやか」「豊かな教養」「理知」など才色兼備な意味が並ぶ。

淡いピンク色をした花弁と薄緑色の緑釉で描かれた枝葉が濁りひとつない白磁とマッチし、
凛とした佇まいをしている。華やかにして品格を感じさせるその姿は、まさに花言葉そのもの。
日本人が深い想いを寄せる桜を萬二氏は見事に作品として表現している。

一方、背面を向けるとそれは白磁の丸形壺に。丸形壺は萬二氏のアイコニックであり真骨頂。
桜文様の壺と丸形壺、「2つの作品」を楽しめるとは贅沢の一言に尽きる。
季節を問わず楽しめる逸品である。

―「名陶無雑」の境地―

加飾に頼ることなく、作品の形そのもの美しさを追求する白磁の第一人者、井上萬二氏は、
轆轤(ろくろ)の名手として長年にわたりその技を称えられてきた。
氏の「座右の銘」である『名陶無雑』の心で白磁の神髄を追い求め、
今日まで作品制作に向き合ってきた氏が生み出す作品は、
“用と美”を兼ね備え、端正で清麗、凛とした中にも温もりが感じられる。

  • 『名陶無雑』の書が飾られた作品展示室

  • 井上萬二窯の様子

  • 井上萬二窯展示室入口

  • 展示室に飾られた萬二氏の作品

「純真無垢な美しさ」~白磁とは~

白い陶石を原料とし、白い無地の下地に透明の釉薬をかけて制作した磁器の総称。
約1300℃の高温で焼き上げ、ガラス質の肌理(きめ)の細やかな滑らかな質感を持つ。
1616年に佐賀県・有田の泉山で白磁に適した地層が発見され、その泉山の良質な陶石を使い白磁を焼成したのが、
慶長の役(朝鮮出兵)の際に日本に連れてこられた陶工の一人である李参平(り さんぺい) 。
李によるこの陶石の発見は、日本で初めて本格的な磁器が焼かれるきっかけとなった。
それまでの日本の陶器は土を原料としているものだったが、磁器は陶石という石を原料とするため、
より白く、硬く、美しいうつわを作ることができるようになった。
李参平は、有田における磁器生産の始祖として「陶祖」と崇められている。

  • 有田駅
    博多駅から特急で約1時間20分の有田

  • 有田の町を見下ろす高台に立つ陶山神社の磁器製の鳥居

  • 良質な石が採れた泉山採石場

  • 泉山採石場

  • 泉山採石場

商品情報

●サイズ(約):最大径22.5×高さ19.6cm ●重量(約):2.0kg ●共箱付き(孫の祐希氏による直筆署名入り) ●日本製(佐賀県有田町)
品番1
0002-7559G
井上萬二(いのうえ・まんじ)
昭和4年佐賀県生まれ。15歳で海軍飛行予科練習生に入隊。復員後、17歳で柿右衛門窯に弟子入りし、初代奥川忠右衛門に師事。県立有田窯業試験場での勤務、米国ペンシルべニア州立大学の焼物の講師を経て、昭和46年に独立し、現在の井上萬二窯を開く。平成7年重要無形文化財「白磁」保持者(人間国宝)に認定される。平成9年紫綬褒章受章、平成15年旭日中授章受章。活動は国内だけに留まらず、アメリカ、ドイツ、ハンガリー、モナコ、ポルトガル、ポーランドなど、世界各国で多数の個展を開催。令和7年7月14日 逝去、享年96。

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