JALアートサロン特選 『人間国宝 井上萬二が作る“究極の美”』
円満、調和、ご縁などの願いが込められた吉祥文のひとつ「七宝紋」が施され、その上には別名「富貴花」とも呼ばれる牡丹の花が描かれています。シンプルな形ながらその文様から大変豪華な雰囲気を醸し出している作品です。
よい焼き物には雑念がない。創り手に雑念があるうちは名陶を生み出すことはできない。
だから技と心を磨き続ける。この「名陶無雑」の境地を目指して、いまも努力を続けている最中です。 ―井上萬二
人間国宝とは
重要無形文化財保持者の通称で「無形の技」を最高度に体得した人物に与えられる称号。陶芸や蒔絵、金工のほか織物や染色などの工芸技術関係者と雅、能楽、文学、歌舞伎などの芸能関係者に与えられる。
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テーブルも華やぐ存在感
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井上萬二窯
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『名陶無雑』の書が飾られた作品展示室
―「名陶無雑」の境地―
加飾に頼ることなく作品の「かたちそのもの美しさ」を追求する白磁の第一人者、井上萬二氏は轆轤(ろくろ)の名手として長年にわたりその技を称えられてきました。氏の「座右の銘」である『名陶無雑』の心で白磁の神髄を追い求め、今日まで作品制作に向き合ってきた氏が生み出す作品は、用と美を兼ね備えた端正で清麗、凛とした中にも温もりを感じられる逸品です。
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JALアートサロン特選品
商品情報
●サイズ(約):径38×高さ6cm ●重量(約):4kg ●付属品:共箱付き(作家直筆署名入り) ●日本製(佐賀県・有田町)
- 品番1
- 0002-7144G
- 井上 萬二(いのうえ・まんじ)
- 昭和4年佐賀県生まれ。15歳で海軍飛行予科練習生に入隊。復員後、17歳で柿右衛門窯に弟子入りし、初代奥川忠右衛門に師事。県立有田窯業試験場での勤務、米国ペンシルべニア州立大学の焼物の講師を経て、昭和46年に独立し、現在の井上萬二窯を開く。平成7年重要無形文化財「白磁」保持者(人間国宝)に認定される。平成9年紫綬褒章受章、平成15年旭日中授章受章。活動は国内だけに留まらず、アメリカ、ドイツ、ハンガリー、モナコ、ポルトガル、ポーランドなど、世界各国で多数の個展を開いている。現在、日本工芸会参与、有田町名誉町民。
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