柿右衛門窯イヤーズプレート第2弾！！

イヤーズプレートの真ん中に染付で描かれた一体の馬。
勇壮でどっしりと迫力のあるその姿は、17世紀後半に作られた「伊万里柿右衛門様式色絵馬」を
モチーフとしたものであろう。その馬が着ている馬着には、縁起木といわれる「南天」が。
南天は古くより「難を転ずる」の語呂から縁起のいいものとされている。
正月飾りとして使われたり、竹や松とともにお正月の花として飾られたりもしている。

柿右衛門作品は、白い素地（きじ）に赤、黄、緑、青、金の五色の彩色を基本として
優美な文様が描かれている。
本作品も、薄い黄色の生地の馬着に青と緑で描かれた南天の葉、その馬着の縁取りや装飾部分の
フリンジにはやや朱色の「柿右衛門の赤」が使われている。よく見ると手綱も赤、青、緑、黄で、
そして頭絡（頭部にかける紐）も赤、青、緑の3色の市松模様になっている。金具の部分は
おそらく金色を施しているのだろ。赤いタッセル（房飾り）も美しい。
描かれているのは馬一体だけだが、それはまさに柿右衛門様式がふんだんに盛り込まれた作品である。
柿右衛門作品らしい「余白の美」が一層馬を引き立たせている。

「難を転じて（南天）万（馬）事ウマく行く」
そんな願いが込められた柿右衛門のイヤーズプレートである。

和テイストが珍しいスペシャル作品！！

今年のイヤーズプレートも特別に描き起こされたオリジナル文様。
中央に大胆に描かれた染付の馬の表情がいかにも笑っているように思え、
なんともほほえましく、幸せな気持ちにさせられる。

• 

  自宅敷地内の松をスケッチする柿右衛門氏。

• 

  制作風景。

• 

  轆轤などを回して生地を作る細工場の様子。

• 

  職人が絵付けをする「絵書座」の様子。

イヤーズプレートであり干支飾り皿でもある本作品は贈り物にも最適

来年の十二支「午」が描かれ、干支の飾り皿でもありイヤーズプレートでもある本作品は、
結婚の周年のお祝いや、お孫様のお誕生の記念品などにも最適である。
和テイストのイヤーズプレートはとても珍しく、まさに「JALアートサロンならではの」特別企画作品。

• 

  窯の様子を確認する当代。

• 

  窯元入口に建つ石碑。

• 

  先代まで居住されていた窯元敷地内にある築200年を超える母屋。今も10年に一度屋根の葺き替えが行われます。

• 

  イヤーズプレートの裏面の柿右衛門窯印とエディション番号。