縁起物尽くしの柿右衛門窯初のイヤーズプレート
「不断長久」「繁栄や長寿」の意味を持つ紗綾形文(さやがたもん)が花瓶全体に描かれ、その花瓶には松に竹、そして紅白の梅がたっぷりと活けられている。そしてよく見ると、皿の中央には、古来より神の使いとされ、幸運を運ぶ使者と考えられてきた白蛇が梅の木に絡まり、頭をもたげた優しい表情で描かれている。柿右衛門窯の長い歴史の中で初めて蛇の絵となります。
縁起ものが存分に描かれた2025年度版イヤーズプレートは、約400年の歴史を持つ柿右衛門窯において初めてづくしの作品である。
「JALアートサロン」のためだけに企画した限定作品
本イヤーズプレートは「JALアートサロン」のために企画されたもので、絵柄も今回特別に描き起こされたオリジナルの文様。古伊万里風の花瓶に松、竹、紅白梅が活けられた絵画的な文様の描き方は柿右衛門作品の中でも大変珍しく、特に蛇の絵柄は柿右衛門窯の長い歴史の中で初お目見えとなる。
自宅敷地内の松をスケッチする柿右衛門氏
制作風景
轆轤などを回して生地を作る細工場の様子
職人が絵付けをする「絵書座」の様子
イヤーズプレートながら干支皿としても飾ることができる本作品
来年の十二支である「巳」も描かれ、干支の飾り皿でもありイヤーズプレートでもある本作品は、結婚の周年のほか新店・新築などのお祝いの品としても最適。和テイストのイヤーズプレートはとても珍しく、まさに“JALアートサロンならではの” “JALアートサロンだけの”特別企画作品である。
窯の様子を確認する当代
窯元入口に建つ石碑
先代まで居住されていた窯元敷地内にある築200年を超える母屋。今も10年に一度茅葺き屋根の補修工事が行われます。
イヤーズプレートの裏面の柿右衛門窯印とシリアルナンバー
※シリアルナンバーの指定はできません。
商品情報
●サイズ(約):作品/6寸(直径18.18cm)●重量(約)270g(皿のみ)●素材:磁器 ●付属:皿立て、共箱付き ●仕様:作品裏側に柿右衛門窯印、シリアルナンバー入り ●日本製
- 品番1
- 0002-7437G
- 十五代酒井田柿右衛門
- 1969年 佐賀県有田町に生まれる
1994年 十四代酒井田柿右衛門に師事
2010年 第45回西部伝統工芸展にて初入選
第57回日本伝統工芸展にて初入選
2013年 国・重要無形文化財保持団体「柿右衛門製陶技術保存会」会長に就任
日本工芸会正会員となる
2014年 十五代酒井田柿右衛門襲名
現在 日本工芸会西部支部副幹事長
佐賀県陶芸協会副会長、有田陶芸協会副会長
日本陶芸美術協会幹事
- 柿右衛門窯について
- 1640年代に初代柿右衛門が赤絵を創始し、白磁の美しさとの調和性を究極まで高め、柿右衛門作品の特徴でもある「濁手(にごしで)」と呼ばれる温かみのある乳白色の白磁に赤色系の上絵を焼き付けるという「柿右衛門様式」の作風を確立しました。同様式はヨーロッパにも渡り、西洋磁器にも影響を与えました。柿右衛門の技術と精神は絶えることなく代々受け継がれ、現在の十五代柿右衛門へと継承されています。
※一点一点手作りのため画像とは若干異なる場合もございます。ご了承ください。
※限定50点
※シリアルナンバーの指定はできません。