おせち

2024.04.30

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冷凍おせちでお正月の食卓を彩ろう! 冷凍おせちの魅力とおいしく食べるための解凍方法

年末の忙しい時期に、複数あるおせち料理の品目をすべて自分で用意するには相当な時間と労力がかかります。
そのようなときはおせち料理を購入してみてはいかがでしょうか。

最近は冷蔵おせちだけではなく、冷凍おせちも充実しており、以前に比べ選択の幅が広くなっています。
冷凍おせちを初めて購入する際は「冷凍おせちはまずいのでは?」「おいしい冷凍おせちはあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、冷凍おせちの魅力や、おいしく食べるための解凍方法などについてご紹介します。

なお、おせちについての詳細は、こちらのページで解説しています。

冷凍おせちはおいしい?

冷凍おせちは、急速冷凍や特殊冷凍といった先進的な技術を用いて食材のおいしさを長期間保持しています。
最近の冷凍技術は進化が目覚ましく、食材がおいしさや栄養を保った状態で家庭まで届くようになりました。冷凍方法については以下の特徴があります。

急速冷凍

  • 食材の細胞内の水分が変化する温度帯(氷結晶生成温度帯0℃~5℃)を急速かつ均一に冷凍する冷凍法
  • 食材の細胞を壊すことなく、うまみ成分を保つことが可能

特殊冷凍

  • 冷風の当て方や温度の管理に特殊技術を加えた冷凍法
  • 食材の形状維持と、温かい状態の料理の急速冷凍が可能

冷凍おせちの魅力

お正月に食卓を彩るおせち料理は、見た目にも華やかで、めでたい気持ちにしてくれます。
ただし、年末の忙しい時期に多くの品目を準備して、一つひとつを手作りするのは大変な作業です。

そこで、冷凍おせちを利用してみるのはいかがでしょうか。
冷凍おせちには、手作りの手間を省けるだけでなく、多くの魅力があります。
ここからは冷凍おせちを利用するメリットをご紹介します。

長期保存ができる

冷凍食品の最大のメリットは、長期保存が可能なことです。
なかには、1~2ヶ月程度日持ちする商品も多くあります。
冷凍技術の進歩により、作り立てのおいしい状態の料理を瞬時に冷凍し、食材を傷めることなく衛生的に長期間保存できるようになりました。

また、おせちを手作りする場合は、各食材の下処理や料理の過程にどうしても時間がかかってしまいます。
長期保存できる冷凍おせちなら、早めに注文して冷凍庫で保管しておくことで、時間に余裕を持ってお正月を迎えられるのではないでしょうか。

手軽においしいおせちが食べられる

解凍するだけで手軽においしく食べられるのも冷凍おせちの魅力です。
通常のおせち料理は、日持ちさせるために濃い味付けをする必要があります。
砂糖や塩を多く使用することで、甘さや塩味が強調された味付けになりがちです。

しかし、冷凍おせちなら、素材本来の味を生かす味付けで長く日持ちさせることが可能です。

また、冷凍状態での保存は衛生的で、保存料や添加物の使用を抑えることが可能です。
このため、冷凍おせちは手軽さに加え、健康的な味付けの料理を食べられるというメリットがあります。

プロの盛り付けを楽しめる

冷凍おせちのメリットの一つは、プロの料理人や販売店の監修による盛り付けがそのまま冷凍されている点です。
解凍後にはすぐに美しく盛り付けられたおせちを食卓へ並べることができます。

おせちは、シンプルであるからこそ盛り付けも含めたセンスが問われる料理です。
通常、重箱を使用しておせち料理を詰める場合、盛り付けのルールに沿って丁寧に詰める必要があり、手間がかかります。

一方、冷凍おせちの場合は盛り付けで悩む必要がなく、解凍するだけで簡単に楽しむことができます。
この利便性は、特に忙しい年末年始の時期の強い味方になってくれるはずです。

冷凍おせちのデメリット

冷凍おせちは便利で魅力的ですが、いくつかのデメリットがあります。
食材によっては冷蔵の場合と比べて風味が落ちてしまうこともあります。

また、人気の商品は早く売り切れてしまうこともあるため、欲しいおせちがある場合は早めの予約がおすすめです。
予約注文は、早いところだと8月頃から開始するお店もあります。
欲しい商品が決まっている場合は早めに注文しましょう。

もう一つのデメリットは、解凍に時間がかかることです。
おいしく食べるためには、適切な方法で解凍する必要があります。
電子レンジやオーブンを使用して急速に解凍すると、風味が損なわれる恐れがあるため、付属の説明書に従って解凍しましょう。冷凍おせちのおいしい食べ方については、後述の方法を参考にしてください。

冷凍おせち選びのポイント

冷凍おせちには、和風、洋風、中華風といったバリエーションが豊富にあるのをご存知でしょうか。

また、サイズに関してもさまざまで、少人数用の小さめのおせちから、親戚一同が集まった際に分け合える大人数用まで揃っています。

以下では、冷凍おせちを選ぶ際に抑えておきたいポイントについてご紹介します。

人数に合わせたサイズや品目を選ぶ

冷凍おせちを購入する際、食べる人数に合わせて重箱のサイズを選ぶことが重要です。

おすすめサイズの目安

人数 重箱のサイズと段数
1~2人 6~6.5寸(約18cm~20cm) 
1~2段重
3~4人 6.5寸(約20cm) 
3段重
5~6人 8.5寸(約26cm) 
3段重

上記のサイズはあくまでも目安です。
おせちを食べる人数に応じて最適な重箱の大きさや段数を調整して決めることをおすすめします。
サイズ選びで迷った場合は、注文サイトやカタログの情報を参照して決めると安心です。

また、おせちは品目が多いほど華やかに見えます。
選ぶ際は品目の数にも注目してみてください。

好みに合わせてテイストを選ぶ

冷凍おせちには和風、洋風、中華風といったさまざまなテイストがあります。
伝統的なおせちに馴染みのない若い世代には、洋風や中華風のおせちもおすすめです。

ほかにも、子どもが楽しめるキャラクターもの、有名レストランや料亭のシェフがプロデュースしたものなど、多くの種類があります。
数あるメニューから集まる人の好みに合うおせち料理を選びましょう。

おせちの中身については以下のページで詳しく解説しています。

予算に合わせて選ぶ

冷凍おせちはオンラインショップや百貨店、デパート、コンビニエンスストアなど、さまざまな場所で取り扱われています。
高価なものから手頃な価格のものまで、幅広い価格帯から予算に合う商品を選びましょう。

予算に応じて、小さめのサイズを2つ購入したり、手作りの料理と組み合わせたりして、お正月の食卓を彩ることもおすすめです。

また、商品によっては早期注文で割引される『早割』を実施するお店もあります。
予算内でよりお得に購入できる冷凍おせちを探している方は、早割についてもチェックしてみてください。

おせちの値段相場についてはこちらで詳しく解説しています。

冷凍おせちをおいしく食べるには

冷凍おせちを本来のおいしさで楽しむためには、正しい解凍方法が重要です。
多くの販売元が解凍方法の説明書を同封しているため、基本的には説明書通りに解凍することで風味を損なわずにおいしく冷凍おせちを楽しめます。

販売元によって細かな違いがある場合もありますが、解凍するときに意識したい基本的なポイントについて解説します。

冷凍おせちが届いたら

冷凍おせちが自宅に届いたら、梱包から出してすぐに冷凍庫へ入れましょう。
常温で置いておくと不適切な温度で解凍されてしまい、ドリップや結露の原因になります。

また、一度解凍してしまったおせちを再冷凍すると風味が損なわれてしまうため、避けたほうがよいとされています。
解凍後に改めて保存したい場合は、おせちに添付されている説明書に従って保存するようにしましょう。

解凍方法とタイミング

多くの冷凍おせちには、常温ではなく冷蔵庫で解凍するよう説明書に記載があります。

解凍方法の説明文の例

お召し上がりの〇時間前を目安に冷蔵庫・冷暗所(10℃以下)に移して解凍してください。

解凍には時間がかかるため、あらかじめ説明書をよく読み、必要な時間を把握しておくことが大切です。
一般的に、解凍には24~36時間程度と長時間を要します。

冷凍おせちが重箱に詰められている場合は、一段ごとに分けて置いておくことで均一に解凍することが可能です。
常温や電子レンジを使用して解凍すると料理の風味が落ちてしまうため、必ず冷蔵庫か冷暗所で解凍するようにしましょう。

冷蔵庫から取り出すタイミング

解凍したおせちは、食べる約1~2時間前に冷蔵庫から取り出しておくと、よりおいしく食べられます。
冷蔵庫から取り出してすぐは非常に冷たいため、味や食感を損なう可能性があります。

室温が20℃程度の環境で1~2時間程度おいて置くことが冷凍おせちの味をより楽しむためのポイントです。

解凍後の適切な保存方法

冷凍おせちを解凍したあとは、時間の経過とともに品質が低下するため、なるべく早く消費するようにしましょう。
食べずに冷蔵庫で保管する場合は、乾燥を防ぐために密閉容器に移すか、ラップを掛けて保管します。

冷凍おせちが一部残ってしまった場合は、お鍋の具材やスイーツにリメイクする方法もあります。

手軽でおいしい冷凍おせちで新年を迎えよう

冷凍おせちは年末年始が忙しい方や、おせちを作る手間を減らしたい方、お店のおせち料理が食べたい方に特におすすめです。
最近の冷凍おせちは、適切な解凍方法を守ることで風味を損なうことなく、おせち料理本来の美味しさを最大限に引き出すことができます。

年末年始は帰省や大掃除など、何かと忙しくなりがちです。
冷凍おせちを活用して、手軽においしいおせち料理を用意してみてはいかがでしょうか。