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国登録有形文化財でもある明治34年建設の歴史的な醸造設備「石蔵発酵槽（※）」を用い、当時と変わらぬ伝統製法で醸した限定醸造ワイン。現代のような温度管理の技術が無かった時代に、地熱の力で発酵温度を安定させ、より高品質なワインを造ろうとした先人達の努力を今な受け継いで醸造しています。現在は10基ある石蔵発酵槽のうちの1基のみを使用し、毎年約1万本のワインが限定醸造されています。ぶどうは山梨県産の日本品種マスカットベイリーAを使用し、苺のようなアロマと酸、やわらかなタンニンを含んだ、親しみやすい味わいに仕上げています。肉じゃがや焼き鳥、お好み焼きなどにおすすめです。

※【石蔵発酵槽】　明治34年（1901年）にシャトーカミヤ（現在の牛久シャトー）の創設者である神谷傳兵衛氏の指導を受け、花崗岩を用いて建設された日本初のヨーロッパ型横蔵式地下発酵槽。1998年に国登録有形文化財に指定され、2018年には「葡萄畑が織りなす風景」を構成する文化財のひとつとして日本遺産にも認定されています。

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140年余り続く山梨県の老舗ワイナリー。明治18年（1885年）に創業者の降矢徳義が甲州園（現在のルミエール）の前身となる降矢醸造場を創設。大正7年に皇室御用達となり、昭和2年には昭和天皇御即位の御大典祝賀用に採用されるなど、山梨県で古くから続く由緒あるワイナリーです。 近年では自然農法を取り入れた草生・不耕起栽培や、土地に適した欧州品種の栽培に取り組むなど、更なる品質向上に努めており、英国など海外コンクールでの受賞歴も多く、国内外から高い評価を得ています。歴史と伝統を守りつつ、食卓に寄り沿うワイン造りを目指し、世界に通じるワインを造り続けています。