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かまぼこを乾燥させて削り節状に削ったけずりかまぼこです。明治時代から作れており、そのはじまりは板かまぼこを冬の天日で乾燥させ、乾いた表面をかんなで削って食べはじめたのが始まりだとされています。そのままでもおつまみとしてお召しあがりいただけますが、地元ではおにぎり・ちらし寿司・お吸い物・冷奴・パスタ・ピザ・サラダ等の料理にもふりかけて食べられています。形状は薄い削り節状ですが、口のなかで噛めば噛むほど旨味が広がります。
 

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おかげさまで創業108年（2024年現在）

　株式会社谷本蒲鉾店は1916年（大正5年）に、現在の愛媛県八幡浜市で初代・谷本繁が創業しました。この地域での蒲鉾作りの歴史は古く、1614年（慶長19年）に伊達政宗の息子（伊達秀宗）が宇和島藩主として入城した際に、仙台から蒲鉾職人を呼び寄せ製造技術を広めたのが始まりでした。当時の八幡浜市は宇和島藩矢野組と呼ばれていました。明治時代から漁業の街として栄えてきた八幡浜市は大正時代に入ると、底引き網を使用したトロール漁が盛んに行われるようになり、西日本でも屈指の水揚げ量を誇る漁業の街へと発展しました。このような歴史を経ながら、先代達から脈々と受け継がれてきた職人の「技」と伝統の「味」を守りつつ、谷本蒲鉾店は様々な練り製品を開発・製造してきました。今では板蒲鉾に限らず、じゃこ天・じゃこカツ・海鮮しゅうまい・太刀魚巻など様々な製品を製造しており、国内に限らず海外のお客様にも高い評価をいただいております。