「限定6本」「送料無料」クロ・デュ・ヴァル スタッグスリープ・ディストリクト カベルネ・ソーヴィニヨン[2008]

カリフォルニアの名声を築いた名門ワイナリー

「ナパ・ヴァレーの傑出した果実味」と「ヨーロッパ伝統の手法」の融合を目指し、「バランス、エレガントさ、複雑さ、そして長い余韻」を表現した、世界に通用するワインを生み出し続けているワイナリー。 1976年に開催された「パリ・テイスティング」と呼ばれるブラインド・テイスティングでまだまだ評価の低かったカリフォルニアワインがボルドー格付け1級シャトーを押さえ勝利。

この時カリフォルニアから出品された5本のうちの1本として、「クロ・デュ・ヴァル」の初ヴィンテージであるカベルネ・ソーヴィニョン1972年が選ばれ、世界中に「クロ・デュ・ヴァル」の名が知られるきっかけとなりました。そしてその10年後の1986年、フランスワインの雪辱を果たすべく開催された「パリ・テイスティング」のリターン・マッチでは「クロ・デュ・ヴァル」のカベルネ・ソーヴィニョン1972年が、10年の熟成を経て見事優勝し、カリフォルニアワインが熟成能力においても世界のトップであることが証明されたことは有名な話として語り継がれています。

クロ・デュ・ヴァルのフラッグシップワインである、エステート・シリーズ・スタッグスリープ・ディストリクト カベルネ・ソーヴィニヨンは、芳醇且つエレガントなワインとして知られています。フレンチオークの小樽で24ヶ月間熟成されたこの2008年ヴィンテージもその評判に違わず、非常に深いガーネット色を呈しており、熟した黒い実のフルーツのいきいきとしたアロマやドライハーブ、チョコレートやモカ・コーヒー、そしてトーストのかすかな香りを持ち合わせています。特にこの2008年ヴィンテージは素晴らしい複雑性とバランスを持ち合わせており、シルキーなタンニン分が余すところなくワインにとけ込み、絶妙なハーモニーを見せています。このワインは今飲んでも十分楽しめますが、これから少なくとも20年はセラーで素晴らしく熟成していくことでしょう。【限定6本】

ヴィンテージ情報：2008年は非常に難しい年でした。春は温暖でしたが多くの栽培家たちが水不足を心配するほど降雨量が少ない年でした。芽吹きは3月上旬に始まり、4月後半に遅霜が降りるまでは、平年どおりの気候かと思われました。4月の霜はここ30年で最も厳しいものとなりました。夜の気温がマイナス4度の10日後には日中の気温が41度にも上り、風速が時速48キロという強風にも見舞われました。スタッグスリープ地区の被害は特に甚大で、クロ・デュ・ヴァルでも約半量のブドウが壊滅的な被害を蒙りました。夏は比較的マイルドで、ソーヴィ二ヨン・ブランは8月20日から、ピノ・ノワールは8月23日からそれぞれ収穫が始まりました。翌週はまた高温になり、特にピノ・ノワールとシャルドネの糖度が急速に上がりましたが、その後の気候は落ち着き、収穫もゆっくりと進み、10月16日に最後の収穫を終えました。2008年ヴィンテージは数量は少ないですが、品質は素晴らしいワインができました。