「送料無料」ル・ブラン・ド・デュアール・ミロン[2022]

デュアール・ミロンが造る極少量の白ワイン

18世紀初め、ラフィット家が主導となり、ポイヤック地区でブドウの栽培が浸透していきました。当時から『ミロン』の区画の素晴らしさは一目置かれており、ルイ15世に『ワイン王子』と呼ばれていた、ニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール伯爵がオーナーを務めるシャトー・ラフィットのセカンドとして扱われていました。1830から1940年ごろにカステジャ家が『マンダヴィー』とデュアールの未亡人より相続し、40haの畑を持つようになります。そして、この畑がデュアール・ミロンと名付けられたのが、シャトーの名前の始まりです。その後、1855年にメドック格付けで4級として選出されます。カステジャ家が20世紀の前半まで所有していましたが、その事、畑は50haになっていました。

5大シャトーの一角、シャトー・ラフィット・ロスチャイルドが所有する「もうひとつの」名門シャトー・デュアール・ミロンが手がける白ワイン。2019年にメルロから接ぎ木したブドウを用い、2020年ヴィンテージより生産を開始しました。グラスに注ぐと、淡い緑がかったゴールドの輝きが目を引きます。香りは驚くほど芳醇で、アプリコットやパッションフルーツ、ブラックカラントが織りなすフルーティーなアロマに、ほんのりバターのようなオークのニュアンスが調和。どこかキャンディを思わせる甘やかなアクセントも感じられます。口に含むと、生き生きとした鮮烈なアタックが広がり、瞬く間にしっかりとしたストラクチャーを持つワインへと変化。クリーミーでありながら引き締まった滑らかさが特徴的で、フレッシュな洋ナシの風味と繊細なブーケの余韻が、長く美しく続きます。