銘醸地マルゴーで800年間続き家族経営のワイナリー
シャトー・ディッサンの歴史は長く、古くは12世紀頃から歴史の表舞台にその名が登場します。有名な逸話として、1152年5月18日、後のイギリス王ヘンリー2世とアキテーヌ地方の女王アリエノール妃の結婚式に供された記録が残っています。このことから、ディッサンのワインにはラベル上部にラテン語で「神のワイン、王のワイン」という言葉が入っています。
メドックでも有数の美しさを誇るシャトーは、17世紀に建てられた歴史あるものです。1851年にはブランシー家が、1865年からはロイ家がシャトーの所有者となり、特にロイ家によっては素晴らしいセラーが築かれ、また1855年のメドック格付第3級に恥じない高い品質のワインが造られるようになります。
格付シャトーではとても珍しく、1855年に格付けされた時から畑を一切買い足していない(AOCマルゴー)というのがディッサンの特徴で、歴史が長く、同じ土地での経験や知識が高いことが強みとなります。AOCマルゴーの畑は1644年に造られた塀に囲まれており、その塀を挟んですぐ隣の畑はシャトー・マルゴーという好立地。土壌はシャトー・マルゴーの畑と非常に似ており、どちらもカベルネ・ソーヴィニヨンのポテンシャルが高い、痩せた砂利質の土壌です。
若木の区画のキュヴェを中心に造られますが、熟した区画のキュヴェを程よくブレンドすることにより、早くから飲み頃で、マルゴースタイルも十分に楽しめるスタイルとなっています。新樽を35%使用して約14ヶ月熟成してからリリースされます。ディッサンのファーストワインとセカンドワインは同じ畑で、同じ栽培方法、そして同じ醸造方法で造られています。畑の中で何十にも区画を分け、区画ごとに収穫し、それぞれ別のタンクに入れて醸造し、ワインが出来上がってから全タンクを試飲してファーストとセカンドに分けます。
商品情報
- JANコード
- 4589962996010
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