シュヴァル・デ・アンデス [2019]

アルゼンチンのグラン・クリュワイン

サンテミリオンの最高峰として知られる「シュヴァル・ブラン」とモエ・エ・シャンドン社によって設立され、LVMH（モエ・ヘネシー・ルイヴィトン）展開する「テラザス」。この2社のジョイントベンチャーによって誕生したアルゼンチンのプレミアム・ワインです。アルゼンチンでも有数のワイン産地、メンドーサ州北部のルハン･デ･クージョに1999年に設立されました。

シュヴァル・デ・アンデスはマルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドという3品種のユニークなアッサンブラージュから生まれました。アンデス山系の丘陵地帯に位置する見事なテロワールにはカベルネ･ソーヴィニヨンと共に、接ぎ木されていないマルベックの古木の区画が広がります。フランスの「グラン・クリュ」と同じように、シュヴァル・デ・アンデスも卓越した「テロワール」を表現しています。現在は設立から20年が経過し、蓄積されたアンデスのテロワールの知見とシュヴァル・ブランの200年に渡る伝統が融合し、シュヴァル・デ・アンデスの品質は格段に飛躍しました。エレガントでピュア、アンデスのテロワールとマルベックの特徴が見事に映し出されているグラン・クリュを楽しむことができます。

香りには赤い果実（チェリー、野生のイチゴ）とスパイスの香りが広がり、ワインの新鮮さと複雑さを感じることができます。口に含むと、このワインのバランスが際立っていることが感じ取れます。しなやかでフレッシュなアタックが、心地よい躍動感を与えます。柔らかく緻密なタンニンが、魅力的な構造とエレガントな余韻をもたらします。