千夢ワイナリー 織-Ori-[2022]

宮城県石巻市から始まる物語

石巻市鮎川浜黒崎。金華山と網地島が水平線で繋がる三方を海に囲まれた畑は、最高に素敵なロケーション。自然と人とのつながり。人は思いやり、人は助け合い、人は感謝する。仲間にも、自然にも。その人の優しさが畑に伝わり育まれたブドウは自然の力でワインになります。千年先まで続くストーリーはこの宮城県石巻市から始まりました。

宮城県石巻市に於いて醸造を開始するべく宮城県川崎町にあるFattoria AL FIOREさんのもとで委託醸造しながら学んでいます。また、自社農園では醸造用ブドウを育てながら耕作放棄地の開墾を進めております。震災以降、たくさんの支援とあたたかい心を忘れることなく過ごし、 生まれ育った故郷"石巻市の魅力"を伝えたいという想い。そんな中で出会ったAL FIORE 代表 目黒氏とのご縁を育み、自然の力で育ったワインとの出会いが進むべき道となり、未来へと紡いでいきます。

醸造時期が他のキュヴェと重ならなかったため、特別に手をかけて造られたオレンジワインです。ブドウを収穫する際に、状態を確認するために樹上で完熟したブドウを食べた際には衝撃が受けるほど美味しいブドウがこのワインには使われています。 高畠町のレジェンド生産者大野さんと、上山市の新鋭生産者岩瀬さんのデラウェアを贅沢に使用して丁寧にじっくりと醸されました。

長期醸しにより果皮・種子由来のニュアンスをしっかりと抽出しつつ、長期醸しの酸化リスク回避とフレッシュな果実味が残るように抽出の済んだ果皮を絞らずに取り除きます。樽との相性も良く、綺麗な酸味があり料理に合わせるにも万能なワインになりました。