ゴルフ好きの方なら、国内リゾート地や海外のゴルフ場でのプレーを楽しみたいと考えたことが一度はあるでしょう。休暇や接待など理由はともあれ、飛行機移動でゴルフを楽しむ場合、まず気になるのは『飛行機にゴルフバックを預けられるのか?』ということ。飛行機に乗る際、ゴルフバッグ(キャディバッグ)を預けるときの注意点なども併せてご案内します。(2019.05.10初稿掲載・2022.10.28更新)
結論から言うと、国内線・国際線問わず、ゴルフバッグは一般の手荷物と同様に空港の手荷物カウンターで預けられます。LCC(ローコストキャリア=格安航空会社)などの一部の航空会社を除き、無料手荷物許容量の範囲内であれば、追加料金はかかりません。
例えばJALの国内線の場合、重量20kgまで(ファーストクラス利用者は45kgまで)で縦×横×高さが50×60×120cm以内の荷物であれば、空港の手荷物カウンターに預けることができ、目的地の空港で受け取れます。
JAL国際線でも、許容量の範囲内(重量23kg、縦+横+高さの和が203cm以下。座席のグレードなどによっては32kgまで)であれば無料で預けられます。
ゴルフバッグを空港で預ける際に注意したいのは傷や破損。ゴルフバッグそのものに対する傷や破損だけでなく、中に入っているクラブにも傷がついたり、シャフトが変形・破損したりする恐れがないとは言えません。外部からの衝撃のほか、バッグ内に納めたクラブ同士がぶつかり合うことで傷や破損が発生することもあり得ます。目的地に到着して、いざラウンドしようとしたときにゴルフクラブに異常が起きていたら元も子もありません。搭乗者自身でしっかり梱包を行って、傷や破損からゴルフバッグを守る必要があります。
梱包方法の例をご紹介しましょう。空港で預ける場合や宅配便などで発送する際の参考にしてください。
1.すべてのクラブにヘッドカバーは必須。なければ気泡緩衝材(エアパッキン)などを巻き付けて保護する。
2.中央に長めのドライバーやウッドを入れ、周りをアイアンやパターで囲むように収納する。
3.バッグ内でクラブ同士がぶつかり合わないよう、タオルなどの布や緩衝材で隙間を埋める。
4.スタンド付きバッグの場合、スタンドが開かないよう紐で縛る。
5.ゴルフバッグへの傷が気になるなら、全体を覆うトラベルカバーをかけておく。
JAL便に搭乗して国内のゴルフ場でプレーするのであれば、有料の『JAL手ぶらでおでかけサービス』(宅配便サービス:佐川急便)を利用すれば、自宅や会社など指定の場所からゴルフ場や宿泊先など指定の場所までゴルフバッグを配送してくれます。事前に予約してプレーの数日前には発送する必要がありますが、重たいゴルフバッグを空港まで/空港から持ち運ぶ手間がないのでラクです。往復でも片道だけでも利用可能です。そのほか、搭乗する空港から自宅やゴルフ場など指定の場所まで配送するサービスもあります(予約不要。空港で申し込み)。
JAL国際線(成田国際空港、羽田空港第3ターミナル、関西国際空港、中部国際空港)に搭乗して海外へ渡航する場合は、自宅など国内の指定場所でゴルフバッグをピックアップして海外の空港で受け取る『JAL手ぶら宅配サービス』を利用することもできます(一部の路線を除く)。
ゴルフ以外の予定や荷物の量など総合的に判断して、機内預け荷物として持っていくか、有料の配送サービスを利用するかを決めるとよいでしょう。
なお、これらの有料サービスを利用する際も、破損防止のために梱包が必要です。
ゴルフクラブのレンタルを行っているゴルフ場もありますが、せっかくならいつも愛用している自分のゴルフクラブでラウンドしたいもの。しっかり梱包を行って、旅先でのゴルフプレーを気持ちよく楽しみましょう!
※紹介した内容は、記事更新時点(2022年10月)のものです。機内持ち込みや預け荷物の制限については、随時変更が加えられます。ご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。