【世界の産地シリーズ】第一弾南アフリカ

【世界の産地シリーズ】第一弾南アフリカ

アフリカ大陸最南端に位置し、広い国土は日本の約3.2倍。

「七色の国民(レインボー・ネイション)」と呼ばれるほどに多民族国家の南アフリカ。近年は特に活気づいて、世界中のワインラヴァーはもちろん、ワイン評論家達からも高い評価を受けて我々に至福の喜びとサプライズを与えてくれる存在になっている。
今回は、そんな南アフリカのワインにスポットを当てて紹介していきたいと思います。

概要

南アフリカワインの歴史は古く、今から360年以上昔からワイン造りは続いております。(日本の江戸時代頃)
ワイン法の整備も早くに着手し、1970年代には原産地呼称【Wine of Origin(W.O.)】を制定。
その後、1980年に南アフリカワインの評価ガイド『プラッターズ・ガイド』が発刊され南アフリカワインの品質向上に貢献しました。
また、イギリスのワイン評論家でマスター・オブ・ワインの称号を持つ『ティム・アトキン』氏がボルドーの格付を模した南アフリカの生産者を対象にした格付を発表しており、ワイン業界に大きな影響を与えています。
南アフリカの輸出量が増えた要因は、大きな政治的局面が影響している。
1994年のアパルトヘイト撤廃後、海外市場へ向けた積極的な取り組みを強化し、ワインの輸出先はヨーロッパからロシア・アジア・アメリカ・カナダへと拡大し今やワインの輸出量はこの20年間で約20倍に増加するほどの成功を収めています。

南アフリカワインの特徴

アフリカ国内6つの州でワインが生産されているが、その9割が西ケープ州に集中している。
ワイン産地は地中海性気候でブドウの生育期は乾燥した温暖な日が続き、冬は冷涼だが霜の害がほとんどない。
生産が盛んな西ケープ州には春から夏にかけて『ケープドクター』と呼ばれる強い乾燥した風が吹く。
暑い夏の間もインド洋からの冷たい風が地表を冷やすので病害を防ぐため防虫剤や防カビ剤の使用も最小限に抑えられる。

また、西ケープ州はユネスコ世界遺産にも登録された植物自然保護区であり、2010年からは世界で初めてサステイナビリティ(持続可能性)を保証するシールを採用。
更に2013年に世界で販売されたフェアトレードワインのうち、なんと65%が南アフリカ産となっており、自然との調和を考えたワイン造りが行われています。

南アフリカワインのポイント

南アフリカワインを語るうえで外せない品種が『シュナン・ブラン』があります。かつてはスティーンと呼ばれ、栽培面積世界一を誇る正しく南アフリカを代表する品種です。
黒ブドウではピノ・ノワールとサンソーの交配品種『ピノ・タージュ』が南アフリカを代表する品種である。
単一品種からブレンドワイン『ボルドーブレンド(カベルネ主体)』『ローヌブレンド(シラー系主体)』『地中海ブレンド(シュナン・ブラン主体)』『ケープブレンド(ピノ・タージュ主体)』
幅広く造っているため多種多様な味わいがあり、酸化防止剤の使用量も世界的にも基準が厳しくナチュラルな造りが多いのも興味深いです。
価格も良心的なので、高騰が激しいブルゴーニュワインやお財布にも優しく、クオリティは抜群な南アフリカワインをこの機会に是非お試しください。

  • The Sadie Family Wines

    サディ・ファミリー・ワインズ

    ティム・アトキン氏による南ア格付 1級
    『プラッターズ・ワイン・ガイド2015』:〔Winery of the Year〕


    『サディ ファミリー ワインズ』はイーベン・サディ氏のワイナリーです。
    彼は10代の頃から15年間ヨーロッパのワイナリーで修業し、南アフリカに戻った後は 『スパイス・ルート・ワインズ』 で醸造責任者を勤めました。
    その後、1998年にスワートランドにこの自身のワイナリーを設立。
    南アフリカにおいて最も革新的でインスピレーションに溢れるワインメーカーとして常に最高の評価を得続けています。

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  • Thorne & Daughters

    ソーン・ドーターズ

    ティム・アトキン氏による南ア格付 1級

    妻ターシャとともに自身のワイナリーを持つ場所を探すため世界中を旅し、満を持して2012年にエルギンの地に居を据え、2013年がファースト・ヴィンテージとなった比較的新しい生産者です。
    ジョンとターシャは長いワインの歴史を持つこの地の自然に寄り添い、この土地ならではの個性を表現したワイン造りを目指してます。
    ティム・アトキン氏による格付で2016年時点で4級から一気に1級まで駆け上がったシンデレラワイナリーです。

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  • Storm Wines

    ストーム・ワインズ

    ティム・アトキン氏による南ア格付 2級

    2012年、ピノ・ノワールの名手であるハネス・ストーム氏によってウォーカー・ベイに設立されたワイナリーです。彼は南アフリカの首都プレトリア出身で、ワインコレクターだった父の影響でステレンボッシュ大学で栽培と醸造を学びますが、学生の頃から、かの「ハミルトン・ラッセル」で研鑽を積み、後に醸造長に就任します。恵まれたウォーカー・ベイの大地と、ハネスの手によって育まれたブドウから生まれるエレガントで繊細な味わいを生み出します。

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