人気生産者の中で最も歴史の浅い造り手だが独特の個性で今や大人気
世界的にも「オレンジワイン」として人気となった「コッリオ」。有名生産者が揃うが「ダリオ・プリンチッチ」のワインはその中でも個性的な存在です。「ヨスコ・グラヴネル」の親友であり「スタンコ・ラディコン」やラ・カステッラーダの「ニーコ」とは同級生。そんな中でも世界的に人気を博しているフリウリを代表する自然派ワインの造り手です。
前出の造り手達は歴代ワイン造りの家系だが、彼は違います。若い頃は近隣のレストランやホテルに食材やワイン、それこそ「グラヴネル」「ラディコン」のワインを卸す仕事をしていました。友人の造り手達のワインが人気になっていく中、ワイン造りへの情熱を抑えられず、1993年にワイン造りを開始しました。
彼のワインは10年間全く売れませんでした。「ラディコン」や「ラ・カステッラーダ」「グラヴネル」が世界的に注目を集める中、彼等は経営するバーで自分のワインを販売していました。人気の発端は2004年。ナチュラル・ワインのイベント、ヴィラ・ファヴォリータにて当時無名のダリオ・プリンチッチによる長期間マセラシオンのオレンジワイン[ビアンコ・トレベツ]が人気を集め、今やフリウリを代表する造り手の一人にまで一躍登りつめたのです。
比較的若いブドウを使用するが、それでも10年以上の樹のみから造られます。開放発酵桶で全てのブドウを一緒に野生酵母のみで発酵。マセラシオンはヴィンテージによるが7日間程度。発酵終了後、一部の澱を抜き取り、ステンレスタンクと大樽で9ヶ月程度熟成。粗いフィルターにかけてから複数年(2019年と2022年)をアッサンブラージュ。その後、3ヶ月程度落ち着かせてからボトリング。ダリオ・ビアンコとロッソは余ったワインをブレンドしたもので、元々自分の店で提供していたが、彼等のワインを早くから理解し、応援してくれた日本の為に今でも日本とベルギーの為にダリオ・ビアンコとロッソを造り続けています。
商品情報
- JANコード
- 4582652591298