山形南陽市赤湯に2019年に開設した自然派ワイナリー
代表の岩谷氏は滋賀ヒトミワイナリー、そして大阪島之内フジマル醸造での醸造経験を経て、デラウエアの聖地「山形南陽市赤湯」にて今までの経験の集大成としてこの地を選びました。垣根でのベリーAやヴィニフェラブドウ栽培、そして棚仕立てのデラウエアなどの生食用品種栽培、契約栽培ブドウから生まれる身体にしみるうま味を感じるワイン作りをめざしています。「日本人」そして「アジア人」として生まれ、そのDNAに刻み込まれたモノとは何か。その答えをワインを作ることによって紐解こうと思っています。土を耕しブドウを育て身体に感じる「風」「匂い」「光」「音」「熱」。ここ南陽市赤湯にはそのすべてを感じます。「YellowMagicWinery」とは「黄色魔術醸造所」。アジア、そして日本人の感性に響く、この地に生まれてよかったと感じられる「日本ワイン」をコンセプトとして設立されました。
「足さず引かず」それが岩谷氏が作るワイン。岩谷氏は28年その理念に基づき作ってきたのが「にごりワイン」です。その年々のブドウの個性から発せられるエネルギーを感じワイン作りをする。この単純明快なものが僕には会うんですと岩谷氏は語る。特に「ラブルスカ(生食用ブドウ品種)」には日本固有のDNAが刻み込まれていると感じ、そのラブルスカから生れるワインに夢を感じています。もちろんヴィニフェラ(ワイン専用種)にもです。
『日常に寄り添うワインをコンセプトに造られたワイン』
2023年産はベーリーAを主体にコシのメルロでこのワインのコンセプトである「日常」を表現。あらゆるシーンに使える日本のブドウとしての「アジアンテイスト」のワイン。トップの柔らかなブドウ香から中庸に伸びる「旨」、心地よい余韻を呼ぶために仕込みには時間をかけました。低温のもとで自然発酵させるコールドマセラシオンを60日以上かける事により、果皮からの旨味、程よいタンニンの抽出も促され「香り高い」プラス「旨味」の味わいに仕上がりました。そして発酵終了後も無亜硫酸塩にてタンク保存し、タンク内自然乳酸発酵により酸化を防ぐとともに、味わいのまろみの変化もさせました。その後瓶詰めしましたが、瓶内で再度瓶内MLFが起きており、少し開栓時には「シャワッ」としています(MLFにより、上部液面に浮遊物が生じる場合もありますが人体には無害です)。赤ワインというカテゴリーのワインですが基本は冷やしてスルリといけるワインを目指して造られております。多種の料理に合わせやすい多様性のあるスルリ赤ワインになっていますので、初めての方もよく飲まれている方も楽しめる『SOIF=ソワフ(喉の渇きを癒す)』なワインとして感じてもらえると思います。
商品情報
- JANコード
- 2700000939147
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