エアライン・ビジネスクラス採用ボルドー赤ワイン3本セット

赤ワインの世界的銘醸地ボルドーの中でも、最古のワイン産地と言われるグラーヴ地区。そんな歴史ある産地から生まれたこちらの赤ワインは、樹齢45年以上のヴィエイユ・ヴィーニュにこだわり、ボルドーを代表する品種を絶妙な配合でブレンドし、12ヵ月間の樽熟成をかけた本格的な逸品。わずか12ヘクタールの畑からできるワインの生産量はそれ程多くありませんが、その品質の高さから人気を呼び、日本航空(JAL)のビジネスクラスでも採用されたことのある優秀な1本です。

深い濃いルビー色の色調のワインからは、しっかりと完熟したブラックチェリーを思わせる黒果実のアロマが感じられます。グラスをスワリングし空気に触れさせると、シガー、甘草、杉といった複雑なアロマもゆっくりと開いてきます。滑らかな飲み心地、まろやかな味わいとともに、しっかりと存在感のあるタンニンが広がり、フィニッシュは程良い酸味が全体を引き締めて、非常に上品な印象です。

サンテミリオン衛星地区の中でもひときわ小さいサンジョルジュ・サンテミリオン。銘醸地サンテミリオンと隣接している素晴らしい立地ですが、小さな産地のためなかなかお目にかかることができません。「美しい眺め」という意味をもつベルヴューは、ローマ時代まで歴史を遡ることができるくらいサンジョルジュ・サンテミリオンの中で最も古い歴史を持っています。水はけのよい粘土と石灰岩の恩恵を受ける高台の畑は、まさにシャトー名の通り。

平均樹齢30年のブドウ樹から生まれるワインは、ブラックカラントとブラックベリーの凝縮したアロマがファーストアロマとして出てきます。樽由来のウッディノートが鼻孔をくすぐります。口いっぱいにひろがる果実味と、ベルベットのようなシルキーなタンニンが、余韻へと長く伸びていきます。

ボルドーの知る人ぞ知る隠れた銘醸地、グラーヴ・ド・ヴェール地区。相性の良い石灰土壌のテロワールで育てたメルローを100％使用し、さらにその中でも出来の良いブドウだけを厳選したキュヴェ・プレスティージュは、ふくよかなボディの中にもしっかりとした骨格を感じる造りです。醸造は至って伝統的で、ふくよかでほどよいボリューム感を出すため、バトナージュを行い、ワインに空気を含ませます。そして一部を樽で熟成させることにより、果実味とバニラやコーヒーのような香ばしいアロマを少しだけ与えるようにします。

濃いルビーの外観で、ブルーベリージャム、カシス、プラムのアロマに加え、スミレ、リコリス、アニスなどのフローラルやハーブのアロマや、ほのかにバニラのヒントが香る多層的な印象。骨格のあるボディにシルキーなタンニンが溶け込んだ心地よくエレガントな印象の１本です。