イングルヌック カベルネ・ソーヴィニヨン 2017 (750ml)

シャトー案内

新世界ワインの中でも、旧世界に負けず劣らず存在感を示しているアメリカ。その歴史は18世紀にスペイン宣教師がワイン造りを伝えたことに始まります。禁酒法により一時は後退するも新しい技術をどんどん取り入れてすさまじい発展を遂げ、今や新世界の代表のひとつとして新世界ワインを牽引しています。アメリカワインの9割がカリフォルニアで生産されていますが、中でも高品質のワインを生むことで有名なナパ・ヴァレー、さらにその中でも「伝説のワイナリー」と呼ばれる、イングルヌック。

　イングルヌックは、フィンランド人のワイン愛好家で起業家であったグスタフ・ニーバム氏がフランスの真のライバルになり得るワイン造りを目指し、1879年に設立しました。一時は難しい時期もありましたが、1975年以降、映画監督としても有名なフランシス・コッポラ氏がバラバラになってしまっていた畑を少しずつ購入し、2011年にはついに、“イングルヌック”という歴史ある名称を取り戻しました。さらにシャトー・マルゴーでディレクターとして腕を振るった著名な醸造家フィリップ・バスコール氏を支配人兼醸造家として迎え、常に高みを目指して研鑽を続けています。