ロバート・パーカー氏から“トロロン・モンドは1996年のサンテミリオンの格付け見直し時に一級に格上げされるべきだった、輝かしく造られたワインである。”とまで評される、サンテミリオンを代表するシャトーのひとつです。
パーカー氏が言うように、誰もが1996年の格付けの見直しで昇格するものと思っていましたが、昇格を逃してしまい、2006年にようやく第1特別級Bの格付けを果たしました。しかし、2008年に突然裁判所から2006年の格付けを無効とする決定をくだされてしまうトラブルに遭い、第三者による公平な審査を経て、2012年に再び第1特別級1級Bの格付けを得ることが出来ました。
現当主のクリスティーヌ・ヴァレット氏がオーナーに代わって以降、シャトー・トロロン・モンドの品質は飛躍的に向上したと言われており、それを裏付けるかのように、2005年にはシャトー史上初のパーカー・ポイント100点満点を獲得しています。
高い割合の古樹から生まれるワインは、深淵で飲みごたえもあり、メドック格付け2級をも超えるとも言われています。
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WA：92点 予想される飲み頃：2017～2027年2017～2027年
“BIワイン＆スピリッツの10年ヴィンテージのワインを集めたテイスティング大会で味わったトロロン・モンドは、洗練されたブーケに、潰したイチゴ、フレッシュミント、そして微かに獣のようなアロマが感じられる。味わいはミディアムボディで、まず僅かにざらざらしたタンニンを感じ、カノン・ラ・ガフリエールよりも凝縮した果実味があり、個性はやや内向きだが、ポムロールのようなフィニッシュが穏やかに広がっていく。”
『231, The Wine Advocate』より抜粋訳
商品情報
- 生産国
- フランス
- 生産地域
- ボルドー
- アペラシオン
- サンテミリオン・グラン・クリュ
- 格付け
- 第一特別級B