シャトー案内
サンジュリアン村にある、有名な「レオヴィル3兄弟」の一つ、それがシャトー・レオヴィル・ポワフェレです。かつて同じ畑だったレオヴィルが3分割されたのですが、初代オーナーのポワフェレ男爵の名前を取って、この名前となりました。
畑は、ジロンド川岸に近い砂利と砂に富んだ傾斜面にあり、非常に水はけが良く、メドックでも最も良い土壌と言われています。それだけにその潜在能力は素晴らしいものがあり、80年には醸造設備を最新化、セカンドワインの導入、新樽比率を高めるなど、1970年代の不振から完全に立ち直り、本来の能力を発揮してくるようになりました。
現在は、有名なミッシェル・ロラン氏がコンサルタントに入り、低温マセレーションや樽内マロラクティック発酵といった流行の技術も取り入れて、さらに評価を高めてきています。
そのワインはボリュームと深みをそなえ、上質なタンニンと凝縮した果実味に富んでいます。また、最近のワインでは、タンニンの優しい上品な味わいのものが多くなっています。この地域のワインにしてはメルローの比率が高めですが、主体はカベルネ・ソーヴィニヨン。じっくりと瓶の中で熟成させると、タンニンの頑強さがとれ、全ての味が馴染んで複雑さを増し、香りも余韻も魅惑的なものになっていくのです。
テロワールの良さに加えて、積極的に様々なテクニックを導入して評価を高めているだけに、今後が楽しみなシャトーだと言えるでしょう。
Jeb Dunnuck:100点
“私の評価基準を突き抜けるほどの興奮をもたらす一本。果実味、タンニン、エキスがたっぷりと含まれているにもかかわらず、軽やかで優美な、信じられないほどの純粋さを保っている。クレーム・ド・カシス、春の花、タバコ、スミレ、炭、杉の鉛筆の香りが溢れ、驚くほど凝縮感があり、完璧なバランスで、途切れることのない長い余韻を湛えている。まさに “伝説になりつつある” ワインだ。キュヴリエ家に敬意を表したい、卓越した一本である。”
『Nov 3, 2021, Jeb Dunnuck』より抜粋訳




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