2023.04.28

初めての出張!何を持っていけばいい?海外編

初めての海外出張が決まった時、何を持っていけばいいか、あなたは把握していますか?
3泊4日ほどの海外出張を想定して、初めての海外出張に持っていくべき基本アイテムをピックアップしてみましょう。
ここでは、「最低限必要なもの」と「あったほうがいいもの」に分けて、スーツケースに入れていくものに(ス)、機内に持ち込むものに(機)、スーツケース・機内持ち込みのどちらでもOKなものに(ス・機)をつけて紹介します。
(2016.12.22初稿掲載・2023.04.28更新)

これだけあれば大丈夫!最低限必要なもの

パスポート、ビザ(査証)(機)

海外に行く上でパスポートは当然必要です。加えて、白黒でもカラーでも構いませんので、最低1枚はパスポートのコピー(写真のあるページ)を持参しましょう。紛失や盗難など、万が一の時に役立ちます。写真のページをスマートフォンで撮影して保存しておくのも良いでしょう。なお、パスポートとそのコピーは、別々に持っておきます。
パスポートは、渡航の前に有効期限を確認しましょう。滞在期間や入国目的により異なりますが、残存期間が3か月~6か月以上必要な場合があります。新しいパスポートへの切り替えは、有効期間満了日の1年前から発給申請が可能です。
渡航する国や入国目的によっては、ビザ(査証)が必要です。新型コロナウイルスの影響などで、ビザが必要になっている場合があるので、事前に確認して、必要であれば申請しましょう。


※新型コロナウイルスに関連して、日本からの渡航者に対する各国・地域の入国制限措置および入国に際しての条件・行動制限措置が取られている場合があります。国や地域によっては、ワクチン接種完了証明書や新型コロナ検査の陰性証明書、健康申告書などの提出が必要なケースもあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
措置内容は随時変更となる可能性がありますので、外務省の海外安全ホームページや渡航先の日本国大使館・領事館や各国当局のホームページなどをこまめに確認し、申請や書類が必要であれば用意しましょう。


海外旅行保険証(機)

会社契約の保険があるはずなので、海外出張が決まった時点で必ず社内の担当者に加入可能な海外旅行保険があるか確認します。確認・加入が終わったら、保険証を必ず荷物に入れておきましょう。


航空券(eチケット)コピー数部(ス・機)

これもパスポートと同様に、持参しなければならないマストアイテムです。
eチケット(電子航空券)のコピーを数枚スーツケースや機内手荷物に入れておきましょう。スマートフォンでeチケットを撮影しておくのも安心です。


ノートパソコン・タブレット(機)

「出張先でもパソコンが必要」と言う方は多いでしょう。
ノートパソコンや予備のバッテリーなどは、必ず手荷物として機内に持ち込みます。保安上の理由から、これらのアイテムはスーツケースに入れることが禁止されています。


ホテルの予約確認書

海外出張に慣れてきたら必要はないものかもしれませんが、初めての海外出張では持っていると安心。
入国時の入国カード記入時や、空港からホテルまでのアクセスの際に必要となります。


クレジットカード(機)

手持ちの経費が足りなくなった時やホテルでの支払いなどで必要です。
自分の持っているクレジットカードが海外利用に対応しているか渡航前にチェックしておきましょう。


現金(機)

念のため、日本円と外貨両方持参しておきましょう。


海外用財布(機)

外貨(経費)を入れる財布も、自分の財布と分けて持っておくと便利。
経費と自分のお金が一緒にならず、経費の管理がしやすくなります。


スマートフォンと充電器(機)

国際ローミング対応のSIMであれば海外でもそのままスマートフォンが使えます。しかし、契約内容やプランによっては海外で利用できない場合があるので、事前に確認しましょう。出国前にデータローミングをoffにしておくことをお忘れなく。


海外対応のWi-Fiルーター(機)

国によっては電波がつながりにくい場所や、Wi-Fi環境が整っていない場所もあります。現地でネット環境が確保できず、メールチェックなどができず苦労することも。また、現地の無料Wi-Fiを使う場合、ハッキングなどのリスクがあります。
現地でデータ通信を行う際には、国内でレンタルした海外対応のWi-Fiルーターを活用すれば、通信コストを抑えることができておすすめです。Wi-Fiルーターのレンタルを事前に予約しておけば、出発空港のWi-Fiカウンターで受け取れるサービスもあります。


海外用プラグ(ス・機)

出張先の国の電源プラグ形状や電圧などによって、形状変換プラグや変圧器が必要になる場合があります。渡航先の電源プラグの形状を事前に調べて、その国で使える平常に変換できるアダプターを持っていきましょう。ノートパソコンやスマートフォンと一緒に、機内持ち込み荷物に入れておくのがおすすめです。


≫関連記事:ホテル客室で起こりがちな“充電問題”を解決する方法


常用薬(機)

いつも飲んでいる・使用している薬がある方は、日数分の準備を忘れずに。海外では入手が困難な場合があります。関連記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。


コンタクトレンズと保存液・メガネ(ス・機)

視力矯正アイテムとケアアイテムも、医薬品と同じく海外では手に入れにくいと考えておきましょう。コンタクトレンズやメガネを使用している方は、お忘れなく。



日数に応じた着替え(ス)

衣類は、滞在先の気候や天気をあらかじめ調べて用意します。
3泊4日程度の海外出張なら、


  • アウターパンツ2本
  • ワイシャツ3枚
  • 下着と靴下3泊分
  • ジャケット1着

で十分でしょう。
私服でもOKなら、コーディネートを工夫すればより少なく用意できますね。行きと帰りの服を同じものにすれば、荷物を減らせます。また、洗濯できるなら、さらに着替えの量を減らせます。
日本との気温差が大きい地域へ行く場合は(特に寒い場所)、荷物が多くなりがち。かさばらずに保温機能がある服などを検討しましょう。現地調達が可能であれば、必要なものを現地で購入する手も考えられます。


仕事に必要な書類やデータ(機)

渡航そのものに気をとられ過ぎて、仕事のことを忘れていませんか?現地での仕事に必要な書類やデータは、渡航前に確認しておきましょう。クラウドストレージにデータを保存しておけば、万が一ノートパソコンが盗難被害に遭っても、データの漏えいを阻止できます。書類は、現地で印刷可能なら、荷物を減らせて効率的です。書類やデータは、会社の規定に従って取り扱いましょう。


あったほうがいい基本アイテム

洗面道具類(ス)

海外でも入手可能で、ホテルに常備されているものも使えますが、「肌が弱い」「洗面道具にこだわりがある」といった方は、使い慣れたアイテムを一式持参しましょう。


フォーマルな靴と汚れてもいい靴(ス)

渡航先にもよりますが、歩くだけで靴がかなり汚れる地域もあります。商談などで使用するビジネスシューズと、汚れても大丈夫な靴を用意しておくと良いでしょう。どちらかを履いていけば、荷物がかさばりません。訪問先によってはビジネスシューズ1足あれば事足りるでしょうから、どんな場所へ出張するのかに応じて判断してください。


薄手のカーディガンなど羽織れるもの(機)

機内や現地のレストランなど、かなり空調の温度が低く設定されていて寒い場所があります。日中と朝晩の気温の差が激しい地域もあります。男女問わず、寒がりな方や冷えが気になる方は、1枚持参しておくと安心です。シャツの上に羽織ったり、ジャケットの下に着てみたり、薄手のものなら着方も工夫しやすいですよ。


圧縮袋(ス)

荷物が少ない方は無くても困らないアイテムかもしれませんが、出張によっては行きよりも帰りの荷物の量が増えてしまうこともあります。そんな時には圧縮袋に衣類を入れてコンパクトにすれば、帰りのスーツケース内のスペースを確保できます。


大中小サイズのジッパー付きのプラスチック袋(ジップロックなど)(ス・機)

特に女性の場合、リップクリームやマスカラ、目薬など液体物を機内に持って入る方は必ず必要になるアイテムですが、実はそれ以外にも便利な用途で使えるアイテムです。

  • 経費のレシート保存に… レシート類は財布に入れていると膨らんでしまいます。そんな時には、ジッパー付きのプラスチック袋にまとめて保存すると管理も楽です。
  • 外貨管理に… 紙の封筒でもいいのですが、管理には外から見えた方が便利で安心。紙幣別に分けてもよし、用途別に分けてもよし、自分で管理ルールを決めると良いでしょう。
  • 常用薬の仕分けに… 普段複数の薬を服用している方は、小さめの袋に小分けしておくと管理がしやすくなりますよ。

海外対応のドライヤー(ス)

ホテルによっては、部屋にドライヤーがなかったり、あったとしても使いにくい場合が多々あります。また、普段使い慣れたドライヤーを使いたい方は持参しましょう。ドライヤーが渡航先の電圧に対応していることを確認し、必要に応じて電源プラグ変換アダプターや変圧器も持っていきます。


筆記用具(機)

機内で入国カードが配られることがあります。筆記用具を機内に持ち込み、機内でカードを記入しておけば空港ですぐに入国審査の列に並べます。また、海外では日本で販売されているようなハイスペック筆記具は入手困難。書き慣れたものを持っていきましょう。


初めての海外出張時に持っていくべき基本アイテムと、あると安心なアイテムをご紹介しました。初めての海外出張は緊張するかもしれませんが、持ち物決めて準備すれば少しは安心できるのではないでしょうか。どうぞ気をつけていってらっしゃい!