マスカットから造られるフローラルな極甘口シェリー
モスカテル種から造られる極甘口タイプ。凝縮したフローラルな香りが最大の特徴。ブドウの自然な酸が濃厚な甘みと調和し、豊潤な味わいを生み出しています。平均熟成年数8年。
〈甘口シェリーを生み出す完全発酵と部分発酵〉
辛口シェリーは完全発酵した白ワインを酒精強化して造られますが、ペドロ・ヒメネスやモスカテルなどの甘口シェリーを造る際は、発酵の途中で酒精強化することによりブドウ本来の糖分を残します。また、発酵前により糖度を高めるため、ブドウを過熟状態で収穫したり、収穫後に天日干しにすることもあります。その他甘口には、辛口シェリーと甘口シェリーをブレンドした、ミディアムやクリームといったタイプもあります。
〈ソレラ・ファミリアール〉
ルスタウ社が創業当初から所有するソレラを起源とするシリーズ。辛口のフィノから極甘口のペドロ・ヒメネスまで、実に多彩なラインナップを誇ります。
畑
ルスタウ社は内陸と海岸線沿いに2つの自社畑を所有し、シェリー造りに認可されている3つの品種(パロミノ、ペドロ・ヒメネス、モスカテル)を栽培しています。自社畑の土壌も多様で、この地域に特徴的な白亜の石灰質土壌(アルバリサ)、粘土質土壌、砂質土壌を網羅し、それぞれのブドウ品種に合った畑/区画で栽培しています。
ボデガ(熟成庫)
ルスタウ社は、シェリーの熟成が認められている3つの街全てに熟成庫を持つ、唯一の生産者です。ヘレス・デ・ラ・フロンテラのボデガ(写真)は、ルスタウ社のメインのボデガ。120年以上の歴史を持つ6棟の大聖堂様式のボデガで、真夏でも温度と湿度を保てるように、壁は分厚く天井はとても高くなっており、また床には保湿性の高いアルベロという砂が敷かれています。
セラーマスター『セルヒオ・マルティネス』
ルスタウ社のシェリー全てを一貫して管理しているセラーマスター。彼の前任者、ヘレスの伝説的な醸造家マヌエル・ロサノ氏の下で14年間働き、2016年からセラーマスターを引き継ぎました。就任直後から世界的に高く評価され、権威のあるインターナショナル・ワイン・チャレンジにて、最優秀酒精強化ワインメーカー(2017)ならびにスペイン最優秀ワインメーカー(2018)を受賞しています。
マスターブレンダー『フェルナンド・ペレス(クオリティー・コントロール・マネージャー兼任)』
1990年から現職。ルスタウ社のラボの責任者として、全商品の品質管理をするとともに、ブランデーとベルモットの製造責任者でもあります。リリース直後から世界的に高い評価を受けているルスタウ社の革新的な3種類のベルモットは、彼の長年の経験の賜物です。また、2013年からシェリー原産地呼称統制委員会の官能審査委員も務めています。
- 〈LUSTAU〉エミリオ・ルスタウ
- ルスタウ社は、1896年に一人のアルマセニスタによって設立されたスペイン屈指のシェリーメーカーです。1945年から自社ブランドのボトリングを開始し、1980年にはプレミアムシェリーの代名詞にもなっている「アルマセニスタ・シリーズ」を発表。現在ルスタウ社は、クオリティ・シェリーのベンチマークとして、最も信頼されるブランドの一つに数えられています。
- シェリーの熟成が認められている3つの街全てにボデガ(熟成庫)を持つ、唯一の生産者
- ルスタウ社は、シェリーの熟成が認められている3つの街全てに熟成庫を持つ、唯一の生産者です。
ヘレス・デ・ラ・フロンテラ
ルスタウ社のメインのボデガがあります。120年以上の歴史を持つ6棟の大聖堂様式のボデガで、真夏でも温度と湿度を保てるように、壁は分厚く天井はとても高くなっています。また、床には保湿性の高いアルベロという砂が敷かれています。
サンルーカル・デ・バラメダ
マンサニーリャ・パピルーサが熟成されているボデガ。マヌエル・クエバス・フラドのボデガと同じ敷地にあり、アルマセニスタ・シリーズのマンサニーリャ・パサダ、アモンティリャードもここで熟成されています。天井は低く比較的小さなボデガですが、シェリーを熟成させる絶好の環境が整っており、年間を通してフロールが活発に活動しています。
エル・プエルト・デ・サンタ・マリア
プエルト・フィノやブランデーを熟成させているボデガです。独特な風味を持つプエルト・フィノは、この地ならではのフロールの産物です。
商品情報
- 品番1
- 0002-2512J
※準備数:12本