テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン 2012 750ml
最良年の最高品質の葡萄が収穫された時にのみ作られます。2012年はシャンパーニュ地方において卓越した年として知られています。温暖な時期を経て2月、そして5月に霜が降り、4月から7月にかけては複数の地区で雹に見舞われました。その後は猛暑になることなく、適度な晴天に恵まれ、生産量も少なかったことから、類い稀なレベルまでブドウが成熟し、調和とバランスのとれたコント・ド・シャンパーニュが誕生しました。コート・デ・ブラン地区の最良の畑のシャルドネのみで仕上げたテタンジェの最高峰。一番搾りの果汁だけを使用しているため、確かなフィネスが感じられます。ワインの5%をオークの新樽で3~4か月間熟成させ、最終的なブレンドに備わっている性質と複雑味を引き立たせています。この高品質のキュヴェは、サン・ニケーズ修道院の石灰岩の区画(クレイエール)で10年以上の歳月を掛けてゆっくり丹念に熟成された末に澱引き後ようやく出荷されます。
テタンジェはシャンパーニュ地方に複数の畑を所有し、その総面積は288haに及びます。そのうち40%はシャルドネが栽培されており、この自社畑のおかげで品質の安定した良質のぶどうの供給が確保され、世界中の専門家達が賞賛する優美で繊細なシャンパーニュの生産が可能となるのです。
ランスの小さな丘の上に、13世紀にサン・ニケーズ修道院が建てられました。この修道院はフランス革命の際に反宗教の人々により破壊されましたが、2世紀のガリア時代の地下洞(石灰窟)を所有していました。そしてこの地下に残された回廊は、ベネディクト派の修道士達がシャンパンの貯蔵庫として使用するようになりました。ひっそりと涼しく、程よい湿度の中、何百万本ものシャンパーニュが熟成の頂点に達する時を待ちながら眠っています。
商品情報
- 品番1
- 0002-1444K
- テタンジェ
- 1932年にピエール・テタンジェがシャンパーニュ地方のマルケットリー城を手に入れたところからシャンパーニュ・テタンジェの歴史が始まりました。1945年第二次世界大戦の終結とともにピエールの三男フランソワが精力的にシャンパーニュ・ビジネスに取り組み礎が作られ、フランソワの死後、弟のクロードが引継ぎ世界ブランドとしてのテタンジェを確立しました。テタンジェは、その名を社名に掲げる数少ないファミリービジネス。テタンジェ家が今なおオーナー兼経営者である稀有な存在。現在、4代目に当たるピエール・エマニュエル・テタンジェが社長となり、長きにわたり培われてきたテタンジェ・ファミリーの精神を継承しています。特級畑を含む自社畑はシャンパーニュ地方屈指の288haを誇り、シャルドネ種を主体とする繊細でエレガントな独自のスタイルと安定した高い品質の味わいをお届けしています。また“ル・テタンジェ”国際料理賞コンクールやテタンジェ・コレクション等、アートと美食との融合は、テタンジェの「芸術性」と「文化性」を表した特長のひとつであり、伝統を守りながらも飽くなき挑戦を続けています。