シャトー案内
格付けこそ5級とされていますが、現在では“2級の品質に相当する”という高い評価を受けているのがシャトー・ランシュ・バージュです。
その高評価は決して最近に始まったことではありません。“バージュの丘”と呼ばれるポイヤックでも最良のブドウが採れる土地に畑があり、出来の良いカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫されることは古くから知られていました。
ランシュ・バージュのワインは非常に凝縮され、ミネラル分が豊かであり、スパイシーな香りが特徴的。若いうちからタンニンもまろやかで、口当たりが良く、エレガントさも感じさせてくれます。
“典型的な長期熟成型のワイン”と評されているランシュ・バージュ。5級という格付けであっても、その実力は決して侮れません。格付けを遥かに超えた味わいをお楽しみいただけることでしょう。
WA:90点 予想される飲み頃:2017 - 2032年
ランシュ・バージュ2011年は、紫がかったルビー色をしており、美しいクレーム・ド・カシスのノート、豊かで凝縮した果実味、しなやかなタンニンを持ったミディアムからフルボディのスタイルだ。
成功を収めたこのワインは、3~4年で飲み頃になり、15年以上は飲めるはずだ。 2011年ヴィンテージの隠れたワインである。
『212, The Wine Advocate』抜粋訳