2022.09.26

朝早い便での出張・旅行も、これで安心。早朝に羽田空港へ行く方法、教えます!

羽田空港発の国内線の始発は、到着地や時期によって異なりますが、午前6時台~7時台の便が多数あります。自宅が羽田空港の近くなら、早朝のフライトでも間に合うかもしれません。しかし、電車などの公共交通機関を乗り継いで羽田空港に行く場合、飛行機が早朝の出発便だと、電車の始発に乗っても間に合わないケースも。今回は、早朝に羽田空港へ行く際の交通手段や裏ワザなどをご紹介します。
※このページで紹介しているすべての発着時刻および運賃・料金などの情報は2022年9月現在のものです。(2018.09.14初稿掲載・2022.09.26更新)

自宅から公共交通機関を乗り継いで、早朝便に間に合う?!

羽田空港への交通機関として便利な東京モノレールや京急空港線。それぞれの始発便の羽田空港到着時間は、東京モノレールは午前5時15分(羽田空港第1ターミナル駅着)、京急空港線は午前5時29分(羽田空港国内線ターミナル着)となっています。自宅から公共交通機関を乗り継いでこれらの始発便に乗るのは、現実的に難しいという方が多いでしょう。

空港での搭乗手続きを考慮すると、飛行機が出発する時刻の1時間ほど前までには空港に到着しておきたいもの。例えば、羽田発-福岡行きの始発便(JAL303便)は6時25分発なので、5時半前後には空港に到着していることが理想です。ちなみに、国内線ターミナルは、原則午前0時から午前5時まで利用できませんのでご注意ください。


羽田空港に午前4時半頃到着する「早朝バス」がある!※

出発地が首都圏の主要駅などに限られますが、朝4時半前後に羽田空港の国際線ターミナルに到着するバスが、いくつかの路線で運行されています。以下に、各路線の主な停留所(抜粋)と目安の発・着時間を紹介します。


浅草・秋葉原・東京駅・銀座方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

浅草ビューホテル-3:35発~

秋葉原駅-3:50発~

東京駅八重洲北口-4:05発~

銀座駅-4:20発~

羽田空港第2ターミナル-4:45着


池袋・新宿方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

池袋駅東口-3:55発~

バスタ新宿-4:00~

羽田空港第2ターミナル-4:25着


一之江・葛西・東陽町・豊洲・お台場・有明方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

一之江駅-3:19発~

葛西駅-3:25発~

東陽町駅-3:45発~

豊洲駅-4:00発~

グランドニッコー東京台場-4:10発~

羽田空港第2ターミナル-4:45着


〔以上、東京空港交通株式会社〕


二子玉川・渋谷・六本木方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

二子玉川駅-3:05発~

渋谷駅西口-3:33発~

六本木ヒルズ-3:52発~

羽田空港国際線ターミナル-4:30着


新橋・品川方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

新橋駅銀座口-3:25発~

品川駅東口-3:50発~

大井町駅-4:05発~

羽田空港国際線ターミナル-4:30着


横浜方面

※新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。

横浜ロイヤルパークホテル-3:35発~

桜木町駅-3:50発~

横浜駅YCAT-4:00発~

羽田空港国際線ターミナル-4:32着


その他、大森駅-4:30発~羽田空港国際線ターミナル-4:55着、蒲田駅-4:30発~同-4:50着、川崎駅-3:00発~同-3:38着もあります。


※いずれも新型コロナウイルスの影響による需要減少のため運休中(2022年9月現在)。


〔以上、京浜急行バス株式会社〕


なお、早朝バスは羽田空港国際線ターミナル(24時間オープン)に到着するため、国内線ターミナルに移動する必要があります。ターミナル間は無料連絡バスで移動できますが、国際線ターミナルから国内線ターミナルへの始発は午前4時48分です(国内線第1ターミナルまで約10分)。


早朝バスの運行再開については、各バス会社にご確認ください。


タクシーを使えば、ドアツードアで楽ちん

荷物が多い場合や複数人で一緒に行くなら、タクシーが便利。自宅の前から国内線ターミナルまでそのまま行けます。東京都内(一部を除く)であれば、羽田空港間の定額運賃が設定されているので、複数人で利用すると一人当たりの料金を抑えられます。

例えば、8,500円、練馬区からだと12,200円です(いずれも午後10時~午前5時の深夜早朝割増適用定額運賃の場合)。


空港まで早朝の送迎サービスがあるホテルも。空港近くのホテルに前泊

できるだけ朝をゆっくりしたいなら、出発の前日に空港付近のホテルに泊まることも一案です。

「ファーストキャビン羽田ターミナル1」は、国内線第1ターミナル1階にあるカプセルホテルタイプの宿泊施設。「羽田エクセルホテル東急」は、国内線第2ターミナルに直結したホテル。「ザロイヤルパークホテル東京羽田」は、国際線ターミナルに直結しています。その他、蒲田駅や大森駅周辺、京急空港線沿線などには、リーズナブルなビジネスホテルがいくつもあり、中には羽田空港まで無料送迎バスで早朝に送ってくれるサービスを実施しているホテルもあります。

「ホテルJALシティ 羽田東京」は京急空港線の穴守稲荷駅から徒歩約3分に立地し、羽田空港間の無料シャトルバスを利用することができます。ホテルからの始発便は早朝5時発で、羽田空港第1ターミナルには5時15分に到着します(午前10時まで30分おきに運行)。


マイカー所有なら、空港の駐車場利用もあり

クルマを持っているなら、羽田空港の駐車場に停めておくのも手です。JALの利用ならP1駐車場が便利。普通自動車のP1駐車料金は、1日(24時間)の上限が1,530円で、以降1時間ごとに300円(通常期)。例えば、早朝5時に駐車して、翌日18時に出庫する場合、3,060円(入庫から出庫まで30~48時間は3,060円)です(GW、夏期、年末年始の多客期期間は割増料金)。駐車場は24時間営業。なお、別途費用で予約も可能(P1駐車場以外)です。

もちろん、家族や友人などが空港までクルマで送ってくれるのであれば、それが一番快適で安心ですね。


「午前中の会議に出席するために始発の便で出張」「急な出張で朝イチの便しか空席がなかった」「旅行で現地滞在時間をできるだけ増やすために始発のフライトを選ぶ」など、さまざまな理由で早朝発の国内線に搭乗するケースもあるでしょう。万が一、乗り遅れてしまったら、出張や旅行は台無し…。たとえ早朝でも、空港には余裕を持って到着したいですね。できるだけ無理のない方法を選択して、羽田空港に向かうことをおすすめします。



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