Natan葡萄酒醸造所　kilig-キリグ-[2022]

Natan葡萄酒醸造所のこだわり

Natanが生み出すワインの目指すところは「日本人の味蕾が心地よい味わい」です。日本食で育った私たち日本人が、構えずに食と味わえる液体。海外へ向けて想像することはありません。なので、Natanはワイナリー表記ではなく「葡萄酒醸造所」としています。

ブドウ畑が皆無だったここ徳島県三好市。そこでゼロから始めたワイン用ブドウ栽培は「先人のいない手探り状態」。大切な想いは「ともに自然に生きること」。一生付き合っていくなら、「お互い無理のないように…」。「無農薬」は目指していません。でも、要らない処置はせず、私たち人間は、ブドウたちがこの地で長く健康に暮らしていけるように、環境整備に徹します。

Natanのワインは『無添加』『無清澄』『無濾過』です。（酸化防止剤は極少、もしくは無添加）自然界が生み出した作物であるブドウのみで仕上がるワイン。その時間の中には、微生物の生命活動が行われ、気体や温度などの環境に影響を受けながら様々な個性を発揮し、複雑に味わいをつくりだしていきます。そんな自然物たちの芸術をそのままお届けしたい。 それが不格好であっても愛おしい。そう考えるNatanは、ブドウの音や香りや味わいを感じながら、要素のデータ算出を参考に、気体や温度、作業のタイミングなどにより、ワインへと変化してゆく道筋を誘導しています。

造り手の想い…ブドウ、自然、造り手、伝え手、飲み手、ワインを取り巻く世界はなんて愛に満ちているんだろう。私は常々そんな感動に浸ります。その感動をお返ししこの循環を止めぬよう、Natanからもブドウやワインや皆様に対して、愛を添えて向き合います。natan HPより

コチラのワインは、いちご飴のような甘くポップな香りに、小さな赤い実がはじけたようなピチピチとしたフレッシュな果実味。きゅんとした酸と柔らかさが重なり舞う。それはまるで愛しい人に髪を撫でられたような感覚です。