シャトー案内
“ポムロールの3大シャトー”のひとつ
【レヴァンジル】【ヴュー・シャトー・セルタン】と並んで、ポムロールの代表的なシャトーの一つに数えられてきた名門シャトー・ラ・コンセイヤント。
1871年から現在に至るまで、同じオーナーが所有し続けているという珍しいシャトーであり、そのためか「非常に品質が安定しており、どのビンテージでも一貫したスタイルを持っている」と評されることも多いのです。また、長い歴史を持つ反面、ポムロールではいち早くステンレスタンクを導入するなど、最先端の技術をいち早く取り入れる柔軟性も備えています。
ブドウ畑は【シュヴァル・ブラン】に隣接し、粘土、砂利、砂が混じった土壌も似ています。このため、比較されることも多いのですが、ビンテージによってはラ・コンセイヤントの方が高い評価を受けることもあるぐらいなのです。
ワインはラ・コンセイヤントの特徴であるスミレの香り以外に、ブルーベリーなどの黒系果実の香りと、決して強すぎない樽香が非常にバランス良く調和され、深い色と多くのタンニンを備えた典型的な長期熟成タイプです。口の中にいつまでも残る余韻は非常に心地よいものです。
「ポムロールで最もエレガントで瑞々しくおいしいワイン」と評されるラ・コンセイヤント。ポムロールならではの少量生産ですので、“見つけた時が買い時”だと言えるでしょう。