シャトー案内
かつては【ペトリュス】と同じアルノー家が所有していたこともあり、今は亡きジャン・ミッシェル・アルコート氏と、その友人であった醸造家のミッシェル・ロラン氏が共同で作り上げた、彼らの最高傑作であるとさえ言われています。
現在でも、収穫されたブドウを冷蔵車で輸送したり、手での除梗を実践したりと、品質向上のためのシャトー改革は続けられています。
シャトー・クリネのワインは、若いうちはタニックで閉じていますが、年数を経るごとに徐々に開き始め、その本領を発揮してきます。熟成が進んでいくと、トリュフ、ローストしたコーヒー、ブラックベリーの香りが際立つようになり、口に含むとふくよかさが感じられるようになります。しばしば「大人のワイン」と評されるのも納得の味わいでしょう。
作られる本数が少ないため、古くなればなるほど見つけるのが困難になります。運良く出会った時には、ぜひとも購入を検討してみてください。